2023年1月4日(水)、18きっぷで岳南電車を初訪問しました。
どこでもそうですが、初めて乗る時の軽い高揚感が好きです。快晴で富士山狙いですが、有名なポイントがどこだかわからないまま乗り過ごして岳南原田駅下車。日は当たりませんが、まずは駅センで。
マニア好みの絶景です。
下りの線路に日があたってちょいギラ。
吉原寄りの踏切へ。
70周年おめでとうございます。
振り返って駅側もええ感じですね。
隣の比奈駅に移動しますが、ここの駅間の車窓はヤバイ! 日本製紙の工場敷地をぶち抜いて走るので、ほとんど工場見学状態、ワンダーランドです。営業列車でこんな車窓を楽しめるのはちょっと他にないのでは? 岳南電車さん、すごい鉄道資産をお持ちです。
比奈駅。
地図アプリで岳南原田寄りに踏切が表示されるので近寄ってみますが、工場敷地内で部外者はアプローチ不可です。残念。。。
仕方がないので岳南富士岡寄りの踏切で。
ホームの屋根が独特の形状で面白いな、と思いながら撮って、終点の岳南江尾(がくなんえのお)まで乗り通したら、
同じような屋根でした。右のモハ8001+クハ8101は朝ラッシュにだけ動くようで、既にパンタを下ろしています。2022年11月まで緑色だったんですよね。同じオレンジでも7003とは塗分け線が違って印象が異なります。でっかい看板でわかりにくいですが。
撮り鉄の戯言ながら、レトロで愛想のない行き先表示サボにしてもらうと写欲倍増なんですけどね。丸とか四角とか何種類か用意してもらって。
一駅戻って神谷駅下車。
少し江尾寄りに戻って、ちょい開けた場所で富士山バックを。
この距離感で富士山を毎日眺める生活って、なんかすごいことだな、と。
富士山の右に湧いてきた雲が気になりつつ、須津(すど)駅寄りの築堤へ。
雲が湧きっ放しで消えませんがな。。
背景は家だらけですが、築堤で編成写真っぽいやつを。
単行とか2連の編成写真って難しくないですか? どうも天地左右をつめて車両でいっぱいの写真って撮る気がしなくて、このくらいでまあいいか、と思っています。
2駅乗って岳南富士岡駅まで。少し離れたローソンで、はい、いつもの定食(おにぎり+ビール)を調達し、駅のベンチで電車と機関車を眺めながらいただきます。
車庫で休む京王5000ベース、富士急からの譲渡車9001+9101。これ、走ってるの撮りたい!
そう、ここは「がくてつ機関車ひろば」に古い電機が保存されています。
ED29 1。
スタイルがゲテ過ぎてやばい。
昭和二年製日車豊川製。93年に引退だそうで、その気になれば撮れてたのに、ね。
岳南のエンブレムがシブイ。昔のデザインセンスに脱帽。
奥には廃車?のモハ7002が置いてあります。まだキレイです。
ED40 3。
1966年製、松本電鉄から71年に譲渡、2012年引退。この塗装は2005年から。ロゴはさておき、
なかなかどうして、
カッコイイのですよ。
並んでる奥は、
同形式のED40 2。
個人的にイチ推し。
カッコイイなあ!
奥の方からご覧いただきましたが、
一番手前が501で、ナンバーが名鉄っぽいなあ、と思ったら、案の定出自がそういうことでした。
シブ過ぎます。
昭和4年製、69年に名鉄から譲渡。比奈駅の入換え用で2012年に引退ですと。
よくこんなカッコエエ車両をデザインできたもんやと感心するしかない。昭和4年ですよ、天才の所業と呼ばせていただきます。
ホームからはこんな感じ。
ワムハチも
どうぞ。
さて、富士山はアウトと承知の上で、せっかく来たので須津(すど)寄りの開けた場所へ。
西側にだけ雲が湧く様子が面白いのですが、車両が住宅に溶け込んで難しいですねえ。
富士山がアウトなんで、早めに切り上げて帰ることに。
東海道本線のホームから、岳南電車の吉原駅。
今回のフリー乗車券。
70周年記念の硬券。パンチも嬉しいです。片道通しで370円でこちらは2日有効ですから、なんとも良心的。
窓口で買い求めると記念にポストカードをいただきました!
ものすごく貴重な写真で、沿線の変貌ぶりに驚くばかり。
さて、京王5000のモハ9001は撮れなかったし、そもそも富士山バックをキメられなかったし、なので再訪決定です。
それにしても、岳南原田ー比奈の工場区間は印象的だったなあ。例えばヘルメット貸出(無くてもいいけど)で、1000円くらい払えば線路脇歩いてOK、みたいな新しいサービス、やってもらえないですかねえ。喜んで撮りに来る人がいると思うんですよね。撮影機会そのものにお金を払うタチではないのですが、ここ撮れるなら出すなあ、そのくらい魅力たっぷりの車窓風景でした!
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