2024年6月28日(金)、6000系を狙いに名鉄を訪問しました。
世代的に、6000系は最後の名鉄っぽい車両、という印象があります。本線を走る姿を撮りたい、と前から思ってはいたものの、なかなか足が向かず、ちょっと調べると1976年から1983年まで製造された4連26本のうち、現存するのはわずか4本。遭遇するのは既にかなりハードルが高いと考えた方がよさそうですが、この先ますます難しくなるわけで、思い立ったが吉日ってことで。
名鉄運用研究所βさんが公開してくださっている運用表で運用範囲の広さに驚愕し(そもそも土地勘が無くて位置関係が掴めない行先駅多数)、光線を考えて撮る場所を勉強し、移動のシミュレーションを数パターン用意、最後はますかれーど好きの名鉄ファンさんが前日ポストされた翌日の運用予測+天気で行程を練り直し。便利な時代というか、足で稼いだ貴重な情報を提供してくださる方々には感謝しかありません。
で。夜行バスで降り立った名古屋駅前はあいにく本降りの雨。悪天候は承知の上で出発してきたので、予定通り島氏永(しまうじなが)へ。小降りになる様子もありませんが、傘差して撮るだけです。
いきなり、まあまあ貴重なのが来ました。
6800系初期型とでも言うのか、この顔の車両も廃車が出ており、2連は残り6本。
特急の豊橋側2両を二扉クロスの有料にするのって、妙案ですよね。
車種、行先ともに多彩です。顔付きはよく似てるけどね。
パノラマSuperも来ました。
こちらも1989-90年製と、この先それほど長くない印象。
雨は時折激しさを増し、
カバンを地面に置くことすら出来ず、撮る時もずーっと傘を持ったまま。
本チャン。
無事にゲット。創業130周年記念イラスト系統板付き。
広見線へ向かうためと国府宮(こうのみや)で特急に乗ろうとするも、激混みで断念、一本後にします。久しぶりにこんな経験した気がする。
で、一時間半ほど費やして辿り着いた広見線ですが、
シンプルにハズレ。
蒲郡線へ向かう車中、犬山の手前で緑ツートン、いもむし復刻塗装の6009編成とすれ違い、調査不足(この時間に差し替えられることを知らなかった)に気付かされます。が、ここから戻るのは後行程が崩れるので断念。
で、吉良吉田で迎えてくれたのは、
チョコツートン、6010編成。こいつに乗って一駅先の三河鳥羽下車。雨もおさまり一安心です。
吉良吉田側へ歩き、
白帯。
続いて
ノーマル。
カーブの先の踏切まで歩いたもののピンと来ず、戻って
チョコツートン。
やっつけ感満載ですが、この天気なのでじっくり狙うより、とりあえず撮っておく方向でよいと思ってます。
車内も昭和チックで大変よろしい。
蒲郡線は天気のいい日に再訪したいもんです。
既に昼過ぎですが、界隈は乗換駅も含め食料を調達できず、本線に戻った名電赤坂でようやくおにぎり+ビール定食にありつきます。改札を出て20秒の下り撮影地は曇り向き。
優等列車の6連。本線っぽい長いのが撮りたかったので満足。8連の運用もありますが、初訪問でそれを引けるほどの幸運は持ち合わせていませんでした。
ラストスパートで、
カン無し4連もどうにか撮れました。
聚楽園駅で6502編成。
デビューは1984年。当時は赤一色ではない名鉄電車に驚いたものですが、時は流れ、6000系が淘汰された後は本線での最古参になります。4連17本のうち2本が既に廃車。
回送も、無難にいただいて、
本日終了。新鵜沼経由で美濃太田泊です。
今回は、自販機で買える「名鉄電車1DAYフリーきっぷ」を利用しました。3400円とイイお値段ですが、これだけ動けばじゅうぶんペイした感じです。ついでになぜかあまり遭遇しなかった主力のステンレス車の写真も載せておきます。
2024/7からは新しいカラーも加わったし、いもむしツートンも撮りたいし、そもそも100系も撮りたいんですよね。次は晴れで撮りたいなあ!
コメント