2023年12月31日(日)、帰省の前に近江鉄道へ寄り道してきました。
新横浜6:18-(のぞみ1)-7:34名古屋7:37-(ひかり535)-8:02米原8:18-8:23彦根で現地入り。電車区を眺める余裕もなく8:26発貴生川行きに乗り込みます。
ファーストショットは1時間乗った後の日野で。
800形モハ806。近江鉄道2両x18編成中の9編成を占める主力車両です。2編成を除いてさまざまなラッピング塗装が施されています。種車は西武401系で1978-80年製、2000年に改造。
交換でやってきたのは、
100形モハ1103。5編成あって、こちらは全車水色白帯の塗装。種車は西武新101系、1979年製の2014年改造。
貴生川へ近づくと人家が増えるようなので、日野の次の
水口松尾駅下車。葦?が群生していて妙に荒涼としています。
日野方面へ戻りながら、撮り歩き。
貴重な
オリジナル無装飾の809編成が撮れてにっこりです。
欲を言えば、前パン先頭の編成写真を撮りたかったのですが、まあヨシとしましょう。
さらにこれまた貴重な900形「あかね号」がやってくる引きの良さ!
水色の100形と同じ西武新101系がルーツですが、先に導入されたこの2両のみ900形を名乗り、唯一の「あかね号」塗装です。
もうちょっと撮りたいアングルもあったのですが、日野駅まで歩き、電車で移動します。
土日のデータイムは同駅で交換するダイヤ。朝に撮った103編成ですが、
やっぱり前パンは俄然カッコイイ!ですね! 上信、流鉄にも同形式の前パンがいますが、こちらは塗装のシンプルさにスノープロウ一体スカートが相まって、抜きん出てオトコマエ電車です。
桜川下車。
一つ手前の朝日大塚で降りた方が狙った場所に近かったのですが、電車からのロケハンが雑だとこういうことになってしまいます。
ショッパー桜川というローカルスーパーで菓子パンを買って、歩いて歩いて。編成写真っぽいやつを、と狙ったら
あまり嬉しくない電車が折り返してきました。
撮りたかったのはコレ。
正一位眞現稲荷大明神。このご時世でも丁寧に維持されている感じに心惹かれます。
少し晴れ間が見られるようになってきました。
影絵チックでちょっと面白く撮れた、かな?
朝日大塚駅から八日市駅へ。そそ、
今回の切符は「1デイスマイルチケット」という名のフリーパスです。米原ー貴生川の片道が\1,050なのでお得感がハンパない。ちなみに公式サイトでは年末年始除く金土日祝とありますが、この日はOKでした。切符が稀に見る小ささなのがこれまた楽しいですね。
15:11着で15:16発の列車を、古いたばこ屋と一緒に撮ろうと半ダッシュ。
お~いお茶ラッピングのモハ811。
クルマ入っちゃいましたが、
鉄道むすめ「豊郷あかね」ラッピングのモハ808。
ラストは晴れて「あかね号」。
これにて撤収。15:38発の近江八幡行きに乗り実家の摂津富田へ向かいました。
近江鉄道、沿線風景は単調ですが、季節感を出しやすい田園地帯は撮り飽きなそうだし、なにより赤電塗装の822編成を撮れなかったので再訪せねば!です。あらためて思いましたが、塗装を含めた車両バリエーションの多さは、撮る楽しみの要素として大きいですね。
既報の通り、赤字が続く同鉄道は2024年4月から公営民有化方式による上下分離へ移行し、車両を含む資産は、滋賀県と沿線10市町でつくる近江鉄道線管理機構が管理してゆくことになります。地方鉄道再生のモデルケースとなるか、注目したいと思います。
ついでに37年前に訪問した近江鉄道の記録はこちら。
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