2025年8月23日(土)、筑肥線を訪問しました。ANAのタイムセールで羽田-福岡往復 (18K) を予約したのは5月、福岡行きを決めた大きな動機は平成筑豊鉄道の存廃を巡る動きでしたが、その前後に気になる路線を回ろうって魂胆で、初日は筑肥線です。
羽田6:50-(ANA1075)→8:35福岡空港9:01→9:30下山門(しもやまと)へ。空港から電車一本で撮影地入りできるのも大変珍しいわけですが、103系1500番台の前に福岡市地下鉄の旧型を撮りたくて、ちょいと寄り道です。
駅から2分の撮影地にはお若い方2名がいらして、後ろから撮らせてもらったものの、


直前に思わぬ挙動で写りまくり(苦笑)。4000系は2024年度デビューの新型車両で、2025/1の鉄道ファンの表紙を飾りました。こちらのサイトによると2027年にかけて18本が導入される予定とのことで、1981年の開業当初から活躍する1000N系18本を順次置き換えるのでしょう。
二本目はJRの305系。

編成写真で写りにくい、小さな文字がコチョコチョ描かれてあれば、水戸岡デザインと考えてほぼ間違いない。2015年デビュー、日立製で全6編成。
3本目にして(先着のお二人も帰って自由に撮れるようになり)、

お目当ての車両がやって来ました。現時点では主力車両と言えるわけですが、あれよあれよと数を減らしてゆくのでしょう。
もう一本待ちますが、

曇りました。。。4000系もちゃんと撮りたかったし、2000N系やJR303系も撮りたかったのですが、どうも引きが悪そうなので、主題の103系1500番台を撮るべく移動します。下山門10:41→10:58筑前前原11:01-(快速)→11:25浜崎着。まずは虹ノ松原寄りの面縦アングルへ。
途中で行き違う列車が全部赤い103系だったので、撮る列車はリバイバルのはず(5編成配置のうちリバイバル塗装は2編成、運用4編成)と確信を持って待つと果たして、

JNRマーク付きのE12編成がやってきました。面白みの薄いカットですが、あたしゃ満足です。

ほどなく来る下り列車は踏切からのアングルで。

次の上りは浜崎駅寄りに戻った踏切の傍で、ド逆光で撮りにくいですが。

まあそれにしてもお暑うございまして。覚悟していたとはいえ、想像していた以上に消耗する感じ。ケチらずガンガン水分補給し、日傘を差して汗をぬぐいながら、いつもよりペースを落とし気味に歩きます。
次のカットは駅を越えた鹿家(しかか)寄りのオーバークロス。

マンダラ雲にやられましたが車両が抜けたのは幸い。赤い方もなかなかイケてます。
リバイバル。

二段窓が時代を感じさせますね。
さらに歩いて海沿いのポイントへ。が、定番アングルへは時間的に辿り着けず。

綺麗な海を入れて撮れるのはよいのですが、

さすがにあまりにも遠い。ってことで、さらに歩を進め、

あ、ここがお立ち台ですね、って感じの場所に到達。
距離的には鹿家駅からの方が近いようですが、歩道のない区間が多く、浜崎駅からの方が歩きやすいとか。
海岸を入れて撮るのもよいのですが、リバイバル編成、ここはやはり編成写真が欲しくて有名なこちらへ。
赤の後追いと、

リバイバルにマンダラ雲を添えて。

どうにか回収って感じ。ここはレンタカーのおじさん1名とご一緒でした。
西唐津からの折り返しは海岸を入れようと先ほどの場所に戻りますが、

雲が出てきてアウトでした。ここはお若い方が3名ほど。

本来夕刻こそ狙い目の場所ですが、曇ってきたのと、宿が田川伊田と遠いので、早めに閉店して浜崎駅に戻ります。40-45分ほど要す感じ。
駅で名残の数カット。



懐かしいモーター音に包まれながら眺める車窓の海はなかなか趣がありました。

東京臨海鉄道の70-000形が譲渡されたことで、近いうちの置き換えが確実視されています。この車両を再び目にすることはないだろうな、と思いながら筑肥線をあとにしました。
浜崎16:52発、筑前前原(17:24/17:29)、博多(18:10/18:22)、新飯塚(19:07/19:19)、田川後藤寺(19:43/19:49)と乗り継ぎ、19:53田川伊田着。所要3時間ですが、テツですからね、座れてりゃまったく苦にならない、笑。福北ゆたか線は沿線風景の知識もなかったので車窓が楽しかったし、後藤寺線に日田彦山線とキハ40系の登場に驚いたり(冷房がガンガンに効いててすごい違和感)、田川後藤寺駅ではホーム3線がキハ40/47系で埋まるのを眺めてコーフンしたり、と楽しく過ごせました。



田川伊田は駅から徒歩4分の田川第一ホテルを予約したのですが、駅からすぐの神社からお囃子と太鼓が聞こえてきたのでフラフラと覗きに行ったところ、若い衆が(娘さんも)大勢で楽しそうに踊ってて、深く感銘を受けました(横須賀の家の近所は数年前に高齢化で盆踊り消滅)。ここ風治八幡宮は由緒あるお祭りで有名なようで、こういうのは訪れる前から知っておくと視点も変わると思うのですが、寝ても覚めても鉄道一色で反省することしきりです。




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