2025年8月26日(火)、筑肥線、平成筑豊鉄道、筑豊電気鉄道に続く、福岡テツ4日目は、甘木鉄道へ。西鉄福岡(天神)5:34発、筑紫で乗り換え、6:16西鉄小郡着。
甘木鉄道の小郡駅は北へ2-3分歩いた所にあります。小郡と聞くと「え、山口県の?」ってなる人が多い、と思ってるのは私だけ??
6:32発の基山(きやま)行きは、抹茶ツートン、AR304。色味が鮮やかでいい。



折り返しの6:37発甘木行きは小郡からの方も含め、びっくりの乗車率。この時間の下りでなぜこんなに??


さらに各駅で一方的に乗ってくるだけでなく、ポツポツあるいはまとまって降りる方々がいます。沿線は宅地が多いのですが、大小の工場とか高校、今隈(いまぐま)にはコストコもあって、要するに地方の里山を走るといった、誰もが頭に浮かべるイメージの三セクではなく、都市から少し離れた郊外路線、みたいな感じなのですね。実際7-8時台は全交換駅で行き違う勢いの15-20分間隔の運転ですから、数ある三セクの中でもやや特異な感じかもしれません。と、言ってはみたものの、私の過去の三セク訪問のほとんどは土日祝なので、それぞれ片面だけを見て語っているわけで、どこにしても、出来ることなら平日に訪問したいもんだな、と思いました。
終点の甘木まで乗車したのは気動車ツートンのAR303。ほどなくして向かいのホームの2両編成(平日の朝限定)が発車します。


奥に急行色が止まってました。撮りたいな。。駅の窓口でフリーきっぷ(860円)を購入します。忙しい時間帯にもかかわらず丁寧な対応で恐縮してしまいました。


徒歩5分程度で着く鉄橋へ。何本か撮ります。



紺に白帯はAR307。昨今の鉄道車両の外装としては、抜群のセンスの良さだと思います。2023年の社内公募で選ばれたデザインだそうです。どおりで。「愛情」は大袈裟かもしれませんが、「カッコイイ車両にしてやりたい」という気持ちが伝わってくる気がしませんか。
2両編成が帰ってきました。


AR301+AR302。白い方が開業時以来のオリジナルデザインですね。ちなみに2両編成は所定2往復ですが、訪問時は車両運用の都合(HPや各駅に掲示あり)でこの1往復のみとなっていました。
急いで駅に戻り、8:13発の列車で小郡へ。


こちらはAR306、公募による高校生のデザインだそう。小郡8:34着の後、西鉄の撮影に中抜けし、戻って小郡12:40発の甘木13:00着。

少し歩いて林家のラーメンをいただきます。美味しかったのですが、これは博多ラーメンではないな、笑。



途中に西鉄甘木駅があります。めっちゃイイ駅舎ですが、デンシャと一緒には写しにくいです。鉄印もしっかりいただきましたよ。右はフリーきっぷの裏。全車の写真が載っていて何気にテンション上がります。
14:12発で隣駅の高田(たかた)へ。


夏らしい雲をバックに待つと、

おー、急行色(AR305)動いてるやーん!
2時間前は側線で寝ていた

ピンクが出てきました。
逆光側にまわると、

雲はいいけど、車両が暗すぎかなあ。
二駅乗って山隈(やまぐま)へ。後追いですが、

このピンクはちょいメタリックですかね。
二本撮って、



セブンイレブンで缶ビールを買って、駅にて秒で飲み干した後、休憩がてら基山まで往復します。この時間は高校生でかなり混雑していましたが、昼に乗った列車もボチボチの乗車率でした。
再び高田で降りて、

雲狙い。
昼過ぎは逆光だった方の側面に、

徐々に日が回るのを撮りながら待ちます。

なかなか思うように日が当たってきませんが、


元気な雲のおかげで、
楽しく撮れました。

この車両だけ渡り板に車番標記あるのね、凝ってますやん。



日没です。

先の三日間はおいしい時間にサボってしまったので、今日は粘ります。

特段おもしろいのは撮れなかったけどさ。

悩んで悩んで撮った写真より、

なんとなくカメラを向けた、

後追いの方がおもしろいというアルアル。
本日終了でございます。高田19:20発、小郡19:36着の19:46発で西鉄福岡(天神)20:17着。最後の夜なので少々贅沢?に博多麵もつ屋で一人宴会。30分近く並びましたがおいしゅうございました。

甘木鉄道は撮りたい場所を見つけるのが難しいものの、車両の塗装がどれも好ましく、なかなか楽しく撮影できました。AR300形は2001-2006年の導入で、さして古くはありませんが、つい先日2026年以降の新型車両による置き換えが具体的に発表されたばかり。まずはAR401(今回は実見できず)が引退するようですが、同車を含め徐々に貴重になりつつある富士重工LE-DCである点も魅力的です(AR304-307は同社の事業を継承した新潟トランシス製)。注目度の低い鉄道のようですが、そこがまたいいような気もします。
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